日本のマイナス金利政策
マイナス金利とは、民間の金融機関が中央銀行(日本では日銀)に預けている預金金利をマイナスにすることです。
金利のマイナス化により、預金者が金利を支払うことになります。
通常、景気を促す際は、金利を下げて民間銀行が中央銀行から債券を買いやすくする方法が一般的です。
民間の金融機関は日本銀行に対して、通常私たちが銀行口座を作るように日本銀行に対しても口座を作ることができます。
通常の金利政策(正の値の金利)の下では、民間銀行は中央銀行の当座預金にある準備預金のうち、法定額を超過した部分(超過準備)に対してしばしば中央銀行から利子を受け取っています。
しかし、マイナス金利政策の下では、民間銀行が中央銀行に(中央銀行の当座預金の超過準備に対して)利子を支払わなければならなくなります。
マイナス金利政策は、その国の通貨を切り下げる圧力につながるため、その国の輸出を促進します。
また、マイナス金利は民間銀行の資金を退蔵させておくのではなく投資へと向かわせる圧力となります。
日本やスウェーデンで行われた特殊な事例となっています。


参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/lp/negative-interest-rates/
SMBC初めてでもわかりやすい用語集
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ma/J0694.html