セクター投資
米国の各セクターにどのような特徴があるかを掴んでおきましょう。
同じセクター内でも銘柄によって違いはありますが、基本的に同じセクター内では似た傾向があります。
次の表は、筆者が行ってきた投資を通じて得た印象を、1セクターにまとめたものです。
各セクターの特徴
「景気影響」は景気拡大・後退にどの程度影響を受けるかを表しています。
金融とエネルギーは景気循環を単純に追随する(景気拡大のときは株価上昇、後退のときは下落)傾向が強いです。
つまり、金融とエネルギーを見れば、米国経済状況の現状がわかります。景気は、景気拡大の後は景気後退が起こり、その後また景気拡大するというように、基本的に循環しています。
その景気循環に対して、どのセクターがどういった影響を受けるかも、ある程度わかっています。
景気循環とセクターローテーションの関係は注目です。
「ボラティリティ」は、株価の上下度合いです。ボラティリティが高いほど株価の上下が激しいということになります。「特徴」はそのセクターにどういう特徴があるかを説明しています。
セクターごとのパフォーマンス
この中で、セクターごとのパフォーマンスが一番良いのは、ハイテク株となっており、ここ数年でGAFAMといったハイテク企業はアメリカ株をけん引してきたセクターということは間違いありません。
また長期目線で見れば、今後も一番成長が期待できるセクターともいえるかと思われます。
次にパフォーマンスが良いセクターは一般消費財となっています。こちらは一般市民が日常的に消費する製品を作る企業が多く含まれるため、製造業やサービス業が主な対象業種です。
景気が良好状態の際に、対象のセクターの株価は上がりやすいですが株価は先の景気を織り込んで推移する場合もあるため、早めのセクターローテーションが起こる可能性も考慮して取引を行う必要があります。
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