FX取引まとめ
皆さんこんにちは、今回はFX取引概要をまとめました。
FXとは
Foreign Exchangeの略称で、各国の変動する通貨の差額で利益を得る方法です。
取引例
具体的なトレード方法の例としては、ドル円(USAJPY)の相場があり現在価格が1ドル105.000円だったとします。その際に、ドルを購入して 、1ドル105.500円の時に売却すると、500円の利益になるという仕組みです。
レバレッジについて
レバレッジとは、利益を倍にすることができる機能です。上記の例では利益が500円でしたが、レバレッジを2倍にすると、利益が2倍の1000円になります。
口座を開設しているFX会社にもよりますが、レバレッジ何倍という単位ではなく、何ロットという単位で取引量を設定する方法が一般的です。
トレードの手法
▼スキャルピング
1つめは「スキャルピング」です。スキャルピングは短時間に何度も売買を繰り返す手法です。数秒から数分の短時間で小さい利益を積み重ねることで最終的に大きな利益を獲得することが狙いです。1度のトレードでは数pipsから数十pips程度の利益もしくは損失ですが、勝率を高めることができれば短時間のトータルで大きく勝ち越すことができます。
一方で、常に相場を見ている必要があり、初心者にとってはトレードのタイミングの見極めが非常に難しいと言えます。
▼デイトレード
2つめは「デイトレード」です。デイトレードは数十分~1日の間で売買を行う手法です。スキャルピングよりもう少し長い期間ポジションを保有し続けます。ポジションの日またぎはしませんが、1回のトレードの利益は比較的大きく、日またぎリスクも排除し、比較的安心してトレードを行うことができます。株式などでは別名「日計り取引」などとも言われます。
▼スイングトレード
3つめは「スイングトレード」です。スイングトレードは2日~5日の間で売買を行う手法です。期間はデイトレードよりやや長い期間で、一度に狙える値幅や利益も大きくなります。また、スキャルピングやデイトレードに比べて相場を常に確認しておく必要もなく、兼業で取引される方にお勧めのトレード手法です。
一方で、1度に狙える利益が大きくなる半面、損失が発生する場合も大きな損失になりトレードに対してストレスを感じやすい点に注意が必要です。
▼ポジショントレード
4つめは「ポジショントレード」です。ポジショントレードは1週間以上の間で売買を行う手法です。期間は分類できるトレード手法の中で最も長く、年単位でのトレードも視野に入れたものとなります。当然、取引機会は少なくなるものの、1度に狙える利益はとても大きいものになります。エントリー前に相応の分析が必要になるため初心者には些かハードルは高くなるものの、長期的な視線で戦略を立てることができるため短期の動きにストレスを感じなくてすむメリットもあります。
FX会社選びの条件
∇スプレッド
スキャルピングやデイトレードなどの比較的短時間に複数回のトレードを行う場合、各社が設定する、スプレッドという設定を重視しなければなりません。スプレッドとは買値と売値の差額となっており、売買を行う際の手数料です。通常、スプレッドの狭い会社を選ぶのが基本となっています。例えば、1ドル105.000円のときに買いに入りたい場合、実際に買うことができるのは105.002円などの0.002円高値で取引が始まり、利益は0.002円分少なくなります。これに上記で説明した、レバレッジがかかってきたり、複数回のトレードの場合多くの損が出てきます。
スプレッドは、時間帯によっても増減することがあり、主に取引量の多い字方などは広がる傾向にあります。
∇約定能力
約定能力とは、ユーザー発注を行ってから実際に取引が完了するまでにかかる時間のことです。これが短ければ短いほど、能力が高いと言われています。為替の世界では秒単位で相場が変わっているため、ユーザーが最善の取引条件で注文を行ったとしてもズレが発生するのを避けることはできません。
FXではよく滑るなどと言うことがあります。
∇使いやすさ
FX会社ごとに力を入れている機能が異なることも多くあります。
約定能力に力を注いでいる会社や、オプション、経済指標や予測ツール、情報量などに力を入れている会社など様々です。
例えば、外為どっとコムの口座を開設するとぴったんこテクニカルという相場予測ツールが利用できます。それは、移動平均線、MACD、RSIなどの基本的なテクニカル指標を使って相場を分析し上昇、下降の予想を行ってくれます。
通常、取引ツールはWebブラウザ版と、インストール版があり自社で開発しているソフトもあれば、全世界でFXに利用されているMT4という一般ツールにその会社の口座でログインする方法もあります。
また、レバレッジを500倍にできる海外FX会社もありますがリスクが高いためおすすめはしません。
∇オーダーブック

オーダーブックとはアメリカのFX会社のOANDAがMT4などで提供しているツールです。
主に、OANDAを利用している世界の3億人ともいわれるユーザーのオーダーと、ポジション情報がグラフで見れるツールです。日本の会社でも同様のツールがある場合もありますが、ユーザー数が多くて70万人と圧倒的な差があります。また、OANDAでは大口の投資家や金融機関が使っているため、信頼性が違います。
テクニカル分析について

取引において、テクニカル分析を使うことが一般的です。
例として、ローソク足の終値を平均化して繋ぎ合わせた移動平均線、統計的な指数移動平均線を繋ぎ合わせたMACD、売られすぎや買われすぎを表すRSIといった、様々なグラフがあります。
それぞれのグラフには特徴があり、いずれも取引において有力な情報になります。
トレンド相場とレンジ相場
為替の相場には一定の上昇傾向や下降傾向が続くトレンド相場と、ある一定の相場間を行き来するレンジ相場があります。
それぞれの相場では、取引する方法を変えることが基本となっており、トレンド相場で利用していた手法ではレンジ相場では使えないといったケースも多々あります。
経済指標と、要人について


為替の世界ではファンダメンタルという、要人による経済発表で相場が変わることがあります。
主に影響力があるのはアメリカ連邦準備銀行のFRBの発言や、日銀の黒田氏の発言、その他に雇用統計、失業率など経済動向を客観視できる発表では相場が一時的に荒れることがあるため注意が必要です。
経済指標はインターネットの色々な場所で速報が掲載されています。
参考:https://www.gaitame.com/markets/calendar/
EA、エキスパートアドバイザについて
為替にはある一定の法則で取引が行われるプログラムが組まれた自動売買ツールが利用できます。多くの場合、MT4などのツールにインストールして使われます。
EAは自分で作ることもでき、入手する場合は、Gogojungle や、TRADERS-PROなどのサイトからダウンロードできます。
ライントレードについて
FXのやり取りで多く使われている手法としてライントレードがあります。
ライントレードとは、過去の高値や低値同士をラインで繋ぎ合わせることによって、相場の傾向が見えてくるように、したものでトレンドライン、抵抗線、ペナントラインなど様々な要因分析ができます。プロトレーダーも、この手法を使っていることがほとんどで、身につければ強い味方となってくれるでしょう。
今回はFXトレードについて知っておくべき要点をまとめた記事となりました。
今後もより詳しく深堀りした内容を掲載していく予定です。
コメント